バッティングで打球が弱い原因を解決!前足の壁崩れを防ぐフォーム改善術
バッティングで強い打球を打つ秘訣!【体の開き】を防ぐ前足の壁の作り方
埼玉の大学野球部生も悩む「力が逃げる」スイングをオンラインレッスンで改善
この度は、埼玉県の大学2年生からバッティングのオンライン教室、個別指導のご依頼をいただき、ありがとうございました!
名門高校出身で大学野球部に所属されている方の体験スクールを実施させていただきました。基本的な軸足の使い方は素晴らしく、テイクバックからしっかりと軸足の付け根にパワーを溜め、その力を前に押し込むスイングの始動は完璧です!
しかし、一つ強い打球を打つ上でもったいない点がありました。それは、せっかく溜めたその爆発的なパワーを、ミートポイントの直前で逃がしてしまっていることです。
打球が弱くなる原因は「前足(ピッチャー側)の開き」
力が逃げる原因は、ミートポイントの前にピッチャー側の足を開放してしまうことにあります。
振り出しの瞬間は、しっかりとピッチャー側の足で壁を作り、スイングを開始できています。この「壁」があるからこそ、軸足の付け根から押し込んだ力が骨盤の鋭い回転へと効率良く変換されるのです。このとき、回転の中心となるのは前足の股関節。前側の足の壁は、回転の中心をしっかりと固定するために不可欠な役割を果たします。
問題は、ここからミートポイントにかけて、前足の壁が徐々に緩み始めてしまう点です。
回転の中心がブレると、スイングスピードと伝達力が激減する
ミートの瞬間には、つま先がピッチャーの方を向いてしまうほど、前足が回ってしまっているのが確認できました。
回転のスタート時こそ中心が固定されていても、回転の途中で中心軸がブレてしまうと、どれだけ速く振っても鋭い回転(キレ)は生まれません。バットとボールが当たるインパクトの瞬間に回転軸がブレると、ボールに伝わる力が弱くなり、打球が飛ばない原因となります。
強い打球を打つための絶対条件:前足の壁を固定する
強い打球を打つために、ピッチャー側の足は意図的に回しません。
ミートポイントまでは、前足の壁をしっかり固定することが絶対条件です。
トップ選手たちの豪快なフォロースルーを見て、「回している」と勘違いして自ら回し始めてしまうと、かえって打球は弱くなってしまいます。トップ選手は、ものすごいスイングスピードの勢いで、結果的に前足が自然とめくれて回りだしているだけなのです。
ミートポイントまでは、前足の壁を崩さないように意識してください。
これが、飛距離アップと打球の質を高めるための、最も重要なフォーム改善のポイントです!
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