軸足の付け根に力を溜められることがバッティングのスタートラインです！ | バッティング教室なら野球のコンサルティング | ブログ

東京都の小学４年生のお父さんから、バッティングのオンライン教室、個別指導のご依頼をいただきました。

ありがとうございます。

バッティングで最も力を発揮できるスイングの始め方は次のとおりです。

1. 構えからテイクバック、ステップにかけて、軸足の付け根に力を溜める
2. ステップが終わって前側の足を踵まで踏み込むのと同時に、軸足の付け根に溜めた力を前側の足に向かって真っ直ぐ押し込む
3. 真っ直ぐ押し込んだ力と前側の足の壁によって、前側の足の股関節を中心に骨盤（お尻）が回転を始める
4. 回転を始めた骨盤（お尻）に引っ張られて上半身が動き出す

この動きを実現するためには、軸足の付け根に力を溜められる必要があります。

軸足の股関節に力を溜める。

軸足の股関節に乗る。

軸足の股関節に嵌める。

などなど、いろんな言われ方がありますが、これができることが正しいスイングのスタートラインになるわけです。

軸足の付け根に力を溜めるためには、軸足を地面に噛ませるように使います。

バッターボックスに入るときに軸足の位置をしっかり決め、構えでしっかりと地面に噛ませて準備をします。

テイクバックでは、地面に噛ませた軸足に対して、そのまま軸足の付け根に力を圧縮していくように使うこと。

そのためには、軸足がキャッチャー側に逃げないようにしっかりと我慢し続ける必要があります。

テイクバックでよくある間違いは、足をあげたときに軸足に体重を乗せるだけの動きをしていること。

軸足を地面に噛ませて正しく使えると、軸足側から押される力がずっと出ます。

つまり、軸足１本でバランス良く立ち続けることなどできません。

でも、軸足１本で立って、ボールを待っている人って結構いますよね。

そういう選手のテイクバックでは、軸足がキャッチャー側に動き、足を上げきったときに、軸足が垂直になっていることが多いです。

軸足が地面についているところの真上。

垂直上に軸足の股関節の位置がくる。

こうなってしまっている選手は、軸足が正しく使えていません。

軸足の付け根に力を溜められません。

軸足を地面に噛ませた状態を作って、そのままの軸足をキープしてテイクバックできたとき、軸足の股関節の位置は、軸足が地面についている場所の真上よりもピッチャー側に来るはずです。

軸足側から押される力を溜められるから、軸足側から真っ直ぐ押し込む力でスイングを始められるようになります。

この力がなければ、軸足側から押せないので、自分で体を回すことでスイングを始めるようになってしまいます。

軸足の付け根に力を溜められなければ、正しいスイングの始め方はできないわけです。

軸足を地面に噛ませて使うことを覚えて、バッティングのスタートラインに立ちましょう！