テイクバックで足を上げたときに上半身はまだ引ききらない！ | バッティング教室なら野球のコンサルティング | ブログ

千葉県の小学５年生の野球少女のお父さんから、バッティングのオンライン教室、個別指導のご依頼をいただきました。

いつもありがとうございます。

今回は、バッティングで上半身を引く、捻るタイミングの話をさせていただきました。

バッティングで言われるトップというもの。

トップは上半身を引ききったときに出来上がる形だと思ってください。

上半身を引ききって、そこから打ちにいく。

スイングを開始する直前の形をトップというわけですね。

では、このトップはいつ作られるべきか？

振り出す直前です。

軸足側からの体重移動と、前足の壁で回りだした骨盤（お尻）に上半身が引っ張られだしてスイングが始まります。

ということは、骨盤の回転が始まる瞬間にトップが作られるのがベストになります。

骨盤の回転が始まるのは、前足の壁が必要なので、前足が完全に地面についている必要があります。

ステップが終わって、前足のかかとを踏み込んだときですね。

ここがトップを迎えるべきタイミングになります。

よく多い間違いは、テイクバックで足を上げたときに、一緒に上半身を引ききってトップを作ってしまうこと。

ここでトップを作ってしまうと、ステップで下半身が前に出るのと一緒に、上半身も前に出てきてしまいます。

頭が突っ込むとか言われてしまうスイングになるわけですね。

今回頂いた動画も、テイクバックで足を上げたときに、一緒に上半身も捻って引ききってしまう形をとっていました。

テイクバックで足を上げたときには、上半身はまだ捻らない。

捻るのは下半身だけ。

骨盤（お尻）だけ捻ります。

そしてステップで下半身が前に出だしたら、上半身の捻りを始める。

ステップが終わる瞬間に合わせて、一番捻りきってトップを作る。

このタイミングで上半身の準備ができれば、この後、骨盤の回転に遅れて上半身が引っ張り出されるようになります。

下半身と上半身の間の捻じれの差。

よく言われる「割れ」という動きが出来上がるわけですね。

テイクバックで足を上げたときに一緒に上半身を捻ってしまうと、「割れ」の動きは生まれません。

足を上げたときはまだ上半身は捻りきらない。

ステップしながら捻りを強め、ステップの終わりで捻りきってトップを作ること。

足を上げたときにトップを作ると思っている人は、ここを見直してみてください。