野球のバッティングの「割れ」はお尻が回りだしたときにできるものです!
春の選抜高校野球をテレビで観戦していると、やたらと背中を投手に向ける選手が目につきます。
テイクバックの段階で、センター側からの中継カメラにはっきりと背番号が見える選手がチラホラと。
体の捻れを作ろうとしているものなのかはわかりませんが。
背番号がピッチャーにはっきり見えるほど上半身を横に捻る動きは、スイングの開始を妨げます。
割れというものを自分で捻って準備すると考えているのであれば、それは少し違います。
バッティングで最大限の力を発揮するためには、軸足側から前足に向かって真っ直ぐ体重移動を行い、その力を前側の足でしっかり踏ん張って受け止めて骨盤の回転に変える。
この体の使い方になります。
横捻りの向きの力。
回転の向きの力。
これは使わないわけです。
背番号がピッチャーに見えるほど上半身を横に捻れば、そこから返ってくる力は横捻りの向きの力、回転の向きの力になります。
スイングの始まりでは使わない力を出してしまう方向へのテイクバックになってしまっているわけです。
また、本来発揮したい直線的な力は溜めきれないということになります。
力を溜める方向が違うので。
また、上半身を横に捻ればバットのグリップの位置は両足を結んだラインよりも背中側に入りがちになります。
トップのときにグリップの位置が背中側に入ってきてしまうと、バットは出てきづらくなります。
テイクバックで上半身に大きく横捻りを加えることは、スイングに発揮できる力も落とすし、確率も下げてしまいます。
120〜130キロくらいの高校生レベルの投手であれば、特に問題ないかもしれません。
140キロを越えてくるボールを操る投手との対戦になったとき、確率の低さが大きく露呈することになります。
地方大会ではものすごい結果を残していても、甲子園で好投手と当たると結果が出ないなんてこと、結構ありますよね。
上半身を大きく捻りたい気持ちは、捻れば強いスイングができると思っているからでしょうか。
最近はよく、「捻転差」なんて言葉を耳にしますから。
いわゆる「割れ」と言われる動きです。
下半身と上半身の捻じれの差ですよね。
この捻じれの差ができるのは、骨盤(お尻)の回転に遅れて上半身を引っ張り出させることができるからです。
スイングを開始する直前、前側の足の踵が地面に着いた瞬間にトップの形ができること。
踵が着いた瞬間に始める軸足側からの体重移動によって骨盤が回りだす。
その時上半身は動かずに回りだした骨盤に遅れて引っ張らせる。
この上半身が遅れた分が、「捻転差」であり、「割れ」と言われる動きになります。
勘違いしてはいけないのは、上半身を深く捻っているから割れが生まれているわけではないということです。
トップの位置を背中側に入れているから割れができているわけではありません。
骨盤の回転に上半身を引っ張り出させるから「割れ」ができるです。
テイクバックでピッチャーに背番号が見えるほど上半身を横に捻る必要はありません。
軸足のつけ根に真っ直ぐ発揮するための力を最大限溜められるように上半身も使い、そして最もスイングを開始しやすい形でトップを作るようにしましょう!
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